おぐちこどもクリニック

うんちとおしり

一日経っても赤ちゃんのウンチが出ません。便秘なのでしょうか？

ウンチのリズムには個人差があります。
お腹の強い張りがなく、きげんよく過ごせ、吐かずにミルクがよく飲めていれば、様子を見てあげて大丈夫です。
便秘の予防には、水分を十分に摂って便を柔らかくすること、離乳食の始まっている場合は食物繊維を心がけて摂取するようにするとよいでしょう。
また、腸の動きを活発にするために、運動をしたりお腹のマッサージをするのも効果的。食前や血のめぐりのよいお風呂上がりは特に効果 UPです。（ちなみに、乳房ケアくらいの力を入れても大丈夫です。）
また、全身マッサージをすることでも血行がよくなり、便秘解消につながります。
クリニックでは、ベビーマッサージの講習会も開いていますので興味のある方はスタッフに声を掛けて下さいね。

下痢が続いています。食事はどうしたらいいですか？

体には、非常事態に備えた蓄えがあります。
2～3日食事がとれなくても心配ありません。ただし、下痢便には多くの水分が含まれるため、水分は十分に摂るようにしましょう。一度にたくさんの水分を摂っても嘔吐や下痢を助長してしまうだけです。1 回の量は控えめにして、回数を多くしてみましょう。
内容は、本人の欲しがるもの、飲みやすいもので構いませんが、牛乳やジュースは避けたほうがいいでしょう。お腹が空いて食べれそうな場合も消化の良いものを少量から様子を見ながらあげるようにします。

下痢が続いて肛門の周りが赤くなってしまいました。

放っておくとさらに悪化し、おしりの皮がうすくむけてしまいます。
オシッコやウンチは皮膚への刺激が強いので、こまめにおむつを替え、できれば洗ってあげるとよいでしょう。
洗面所やお風呂で洗えない場合は、洗面器にぬるま湯を用意して洗ったり、仰向けに寝かせて食器用洗剤の容器などにお湯を入れてウォシュレットのように洗い流してあげてもいいでしょう。とてもデリケートになっていますから、決してゴシゴシこすらず優しく洗い、押さえ拭きをして、しっかり乾燥させましょう。
あたたかな日なら、しばらくおむつを当てず風にさらす『空気浴』も効果的です。
赤みが残る場合、バー油を薄く塗ってあげることで改善する場合もありますが、状態によっては塗り薬が必要な場合もありますので、ご心配なときは早めにご相談下さい。