よく聞かれるご質問をまとめました。
ご家庭でのお子様のケアにお役立てください。
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育児
 
育児
Q1 抱きぐせがつくのであまり抱っこをしないほうがいいのでしょうか?
A1

以前は自立を促す意味で抱きぐせをつけないようにといわれていましたが、抱きぐせは決して悪いものではありません。
泣いたり、ぐずったりして抱っこを求めるのは、お腹が空いておっぱいやミルクを欲しがるのと同じように、赤ちゃんの自然な欲求です。
不安なとき、つまらないとき、遊んで欲しいとき、赤ちゃんは様々な気持ちを泣いたり、声を出したりすることで大人に教えてくれます。
そしてその赤ちゃんのサインを大人がキャッチして抱っこしたり、声を掛けたり反応を示してあげることで、赤ちゃんは安心感を得ていきます。
大人と赤ちゃんの信頼関係の土台がここでできていきます。
抱っこは赤ちゃんにとって『心の栄養』です。私達は『抱っこ育児』をおすすめします。
しかしながら、抱っこは体力的にも疲れますし、家事にも忙しいお母さんには一苦労かもしれません。抱っこを楽にしてくれる「スリング」や「だっこひも」グッズもありますので参考にしてみてください。

Q2 抱っこしていると寝てくれるのに、ベッド(布団)におくと目を覚ましてしまいます。
A2 やっと寝かしつけてそっと布団におろしても、その途端に目をぱっちり開けてしまったり、泣きだしたりしてガッカリすることがよくありますよね。
これは赤ちゃんの眠りのつきかたに特徴があるためです。
赤ちゃんの眠りのつきかたは 大人とは異なり、深い眠りにはいる前に浅い眠りに入ります。(浅い眠りは20分くらいと言われています。)そして深い眠りに入っていきます。
深い眠りに入ってしまえば簡単には目を覚ましません。
すぐに目を覚ましてしまうのは、まだ浅い眠りの時に赤ちゃんをおろしてしまうからだと思います。
深い眠りに入るまでは、寝かしつけも最初からやり直さなくてはいけません。
赤ちゃんの眠りがどの段階か見極めて、深い眠りに入ったらおろしてみましょう。
深い眠りのサインは、無表情な顔、だらんとぶら下がった手足、物音に反応しないなどです。
Q3 夜泣きが始まりへとへとです。いつまでつづくのでしょうか。
A3 決まった時間に激しく泣き始める、なかなか泣きやんでくれない・・・夜が憂鬱になるお母さんも多いと思います。
子供の睡眠サイクルは短いため、大人ほどぐっすり眠りません。
一般的に生後6ヶ月までは2〜3回、1才までは1〜2回、2才までは1回くらい目が覚めるといわれています。
授乳をしたり、抱っこしたり、添い寝したり、いつもの方法で寝てくれないときにはドッと疲れを感じることでしょう。
赤ちゃんが夜中に目を覚ます原因がないかチェックリストで確認してみましょう。当てはまることがない場合は、早急な解決方法はないかもしれません。
赤ちゃんの睡眠習慣を改善するには少し時間がかかりそうです。大人のイライラはお子さんにも伝わります。少々苦痛でしょうが、長い目で見ていきましょう。もう少し大きくなって体をいっぱい動かしてエネルギーを使うようになると次第におさまっていきます。
夜泣きの間は、赤ちゃんが安眠できるような方法を試していくのもよいでしょう。
例えば、寝る前に遊んだりして興奮させない、お風呂は少しぬるくしてゆっくりつかる、寝る前にマッサージしてみる、お気に入りの本を見つけておいて寝る前に読んであげるなど。
Q4 指しゃぶりはやめさせたほうがよいのでしょうか。
A4 赤ちゃんは何かしゃぶりたいという欲求があります。
お腹の中にいたときから指しゃぶりをしている赤ちゃんもいます。大人と遊んだり、スキンシップをしたりして外から得られる幸せのほかに、赤ちゃん自身が自分をなだめることも成長の過程で必要なことです。
指しゃぶりをすることで安心を得ています。
指しゃぶりは大人が心配するほど害はありません。両手を使った遊びに熱中したり親が遊びに誘ったりすることで自然に忘れていくことが多いようです。
しかし、昼間も夜中もずっと指しゃぶりをするお子さんもいます。この場合は、夜中に確認をして外してあげたほうがよいでしょう。歯並びへの影響は、2〜3才をすぎてもひどく指しゃぶりをする場合にみられるようです。
Q5 お友だちを噛んだりたたいたりして困っています。
A5 子供の動作は手や口の周りに集中しているので、人と接するときに手や口をコミュニケーションの道具として使うことは自然なことです。
また、『ことば』で自分の意志を伝えられない場合にことばの代わりの手段としていることもあります。まずは、どうしてそうなったのか状況をよく確認して、お子さんの気持ちを感じ取りましょう。そして大人が子供の気持ちを代弁してあげましょう。例えば、「○○くんのおもちゃがつかいたかったんだね。」と。
それから、かんだり、たたく以外の方法をお子さんの目の高さに座って目を見て教えてあげましょう。「かんではだめよ。噛んだらとても痛いんだよ。今度は貸して」という感じで。こどもが『ことば』で意志を十分に伝えられるようになれば、歯や手を他人に向かって使うことはなくなり、人と接するときの困った行動はみられなくなります。
それまでは、大人がしっかり目を光らせて、お子さんの行動を未然に防いで、出来るだけ大人がお子さんの気持ちを橋渡ししてお手伝いしていきましょう。
それでもお友だちをかんだりしてしまう場合は、おらかじめその親にも伝えておいて、いっしょにみてもらうことも大切ですね。