院長あいさつ
院長:小口弘毅 2024年2月吉日
2000年3月に開業してはや24年の歳月が経ちました。多くのこども、そして親御さんに出会い、思い出は走馬灯のように巡ります。
新生児科医としてNICU退院後のこどもの成長発達をフォローしてきた経験を生かして、開業と同時に発達相談外来を心理士の協力を得て始めました。
小児科一般診療に加えて、発達障害児の診療及び療育が当院の特色です。もう一つの特色はNICUで一緒に働いてきた看護師が乳幼児の子育て相談をしてきたことです。
2005年から、看護師が中心となって子育て支援室”バンビ”を始めました。コロナ禍のために惜しくもバンビは2021年に終了しました。しかし今も当院の看護師は母親の不安や相談を聞いて助言をしています。私は元気ですが、72歳の高齢となったので、ゆとりを持って数年後にはクリニックを閉じたいと思います。それまで短い期間ですが、スタッフとともに明るく楽しい小児科クリニックを続けたいと思います。
【ささやかな経歴】 山梨県甲府一高、北里大学医学部卒業 卒後3年目に国立循環器病センター研修医 卒後7年目にロサンゼルスのUCLA小児科に2年間留学し、10回以上フルマラソンを走り、家族とカリフォルニアの大自然に出かけキャンプ生活を楽しました。 カリフォルニアで登った最高峰はシャスタ山(4321m)既に高齢となりましたが、まだ低山山行とサイクリングを楽しんでいます。 UCLAから帰国後、およそ20年間、北里大学病院小児科の新生児集中医療センター(NICU)主任として重症新生児の救命および育成医療に長く関わりました。 【ちょっとした肩書き】 難病のこども支援全国ネットワーク理事、みんなのふるさと夢プロジェクト実行委員、 甲府一高あおぞら会 実行委員、赤ちゃん生育ネットワーク 役員、 北里大学小児科同窓会前会長、日本周産期・新生児医学会 功労会員、日本新生児生育医学会 功労会員 |
診療内容
〇小児一般診療〇
新生児科医の経験を生かして、特に乳幼児の診療および健診に力を入れています。
2歳以下に集中している予防接種の機会を利用し、乳幼児の発達の評価、あるいは看護師と一緒に母親の子育てアドバイスを行なっています。
クリニック看護師は全員、私と一緒にNICUで働いてきた看護師です。しかも当院の看護師は10年以上にわたり子育て支援室バンビ(4回のフォロアー)を運営し、
子育てアドバイサーとして、多くの悩める母親の支援をしてきました。
〇発達相談外来〇
開業以来3000人以上の発達相談を受けています。必要に応じて当院臨床心理士(非常勤)による療育あるいは助言を行っています。さらに児童精神科医の専門外来を設けています。
◇小児科医および看護師の活動◇
*看護師が中心となって子育て支援室「バンビ」を2005年に開設して、2021年までに多くの乳幼児期の子供たちの子育て支援を行ってきました。
*2011年より「みんなのふるさと夢プロジェクト(障害および難病のこども達のレスパイト施設建設計画」に関わっています。
*「みんなのふるさと夢プロジェクト」支援の一環としてこどもホスピスを紹介するために2018年に翻訳書「ヘレンハウス物語」を出版。
*「ヘレンハウス物語」出版と同様な趣旨で、2022年に「あおぞら共和国物語」を自費出版。
*発達障害のこども達のより良い家庭育児ができるように翻訳書「神経発達症のこどもの家族向け子育て技能訓練」を2023年9月に自費出版。