開業して16年が経ち、ホームページ(HP)の改訂を行いました。小児科開業医として、随分と慣れてきましたが、開業時に描いていた理想の小児科を少しずつだけど実現できているように思います。そして未だに理想を目指していますし、夢も沢山あります。何とか大学病院の新生児科医から街の開業小児科医に脱皮できました。しかし、新生児医療で体験し、悩み、そして学んだことは形を変えて今の開業医の仕事に生きているように思います。
 クリニックは1)小児一般診療、2)予防接種・健診、そして3)発達相談および療育の3つを柱として運営しています。小児科クリニックは小児科医一人で運営できるものではありません。幸いなことに、私と共に北里大学病院小児科の新生児集中治療センターで働いていた小児専門看護師達がクリニックスタッフとなってくれました。私の足りないところを補ってくれ、そして忙しくて時間が取れない時などお母さん方の相談相手になってくれます。多くの小児専門臨床心理士と協力して運営している発達相談外来(療育も)は地域の子ども達の成長発育支援として大きな力となっており、そのことを自覚して今後も発展させてゆきたいと考えています。
地域の子育て支援はクリニックの保険診療だけでは不十分であることを認識した私達クリニックスタッフは、2005年度より看護師が中心となって、クリニックとは経営的にも独立した子育て支援室(Casa di Bambinoこどもの家:通称バンビ)を開設しました。詳しい活動内容はバンビのHPをご覧下さい。
 2000年に48歳で開業した私ももうすぐ65歳(2018年7月)となり、元気ではありますが休息も必要と感じています。診療時間を減らして70歳を目標として明るく暖かくそしてレベルの高いクリニックを続けていきたいと思います。(その後は一年ごとに体と頭と相談してから更新する予定)つきましては2月より偶数週の土曜日(第2、第4)を休診とし、4月からは木曜の午後も休診と致します。どうかご理解くださいますようお願いします。